ボルボ343。 ヨーロッパ市場で重要な地位を占める、コンパクトカーセグメントに参入しました。
1976年の冬、オランダのVolvo Car BVが全面的に開発した初めてのモデル、ボルボ343が発表されました。ボルボは343の発売により、欧州市場で非常に重要視されていた小型車セグメントへと本格的に参入したことになります。
343は3ドアハッチバックで、大型テールゲートの後端は小さなスポイラーのようにデザインされていました。室内は比較的広く、ラゲッジコンパートメントはさまざま状況に対応できる高い柔軟性を備えています。
発売当初のラインナップは1.4リッター直列4気筒エンジンと無段変速機(CVT)の組み合わせのみ。後輪駆動を採用し、良好な重量配分を確保するため、トランスミッションはリヤのディファレンシャルの隣に配置されました。リアサスペンションはドディオン式です。
生産期間中、343には外観、エンジン、トランスミッションなどの変更が幾度となく加えられました。外観が大きく変更されたのは1981年の秋で、その際にフロントマスクとインテリアが一新されています。
技術仕様
モデル: 343
生産: 1976~1990年
生産台数: 472434
ボディ: 3ドアハッチバック
エンジン: 4気筒、直列OHV、1,397cc、4気筒、直列OHC、1,986cc、4気筒、直列1,721cc、または4気筒、直列OHC 1,596ccディーゼル。
トランスミッション:無段変速機(CVT)、4速マニュアル、5速マニュアル
ブレーキ: 4輪油圧式フロントディスク/リアドラム
サイズ:全長=419cm、ホイールベース=239.5cm
車づくりにおいて、Volvo Carsがその長い歴史を通じて常に最優先してきたもの。それは安全性です。そして、常に未来に目を向ける私たちは今、最高水準の安全性に加え、将来的に電気自動車メーカーへ完全移行するという大きな目標を掲げています。目標達成に邁進する私たちに、ぜひご期待ください。それでは現在のボルボのフル エレクトリックモデル、プラグインハイブリッドモデル、そしてファミリーカーのラインナップをご紹介します。