ボルボ760セダンの写真。

ボルボ760セダン。 スクエアなデザインで広々とした室内を実現。個性があふれる一台。

1982年初頭に発表した760サルーンにより、ボルボは卓越した快適性と高い走行性能を高次元で両立させたプレミアムカーを生み出す、数少ない自動車メーカーのひとつになりました。

760は独特のスクエアなデザインを利して広々とした室内空間を生み出すなど、他に類を見ないほど個性的なモデルです。安全レベルにおいても従来のボルボ車だけでなく、大半の競合車と比較しても優れていました。

760GLEの“ベーシック”モデルのエンジンには、過去に260シリーズで使用されていたフランス製V6エンジンの進化版が採用されましたが、のちにインタークーラー付きの高出力4気筒ターボとインタークーラー付き6気筒ディーゼルターボを追加。優れたパフォーマンスと低燃費性能を両立したこれらのエンジンがもたらす長距離走行時の高い快適性と圧倒的な航続距離もまた、760GLEサルーンならではの魅力です。

760GLEサルーンは、デビュー5年後の1987年に大規模な仕様変更を受けています。フロントデザインの変更とユニークなマルチリンク式リアアクスルの導入が象徴的でしたが、ほかにも無数の変更が加えられており、別物といっても過言ではないほどの変貌を遂げました。

技術仕様
モデル: 760セダン
生産: 1982~1990年
生産台数: 183,864
ボディ: 4ドアサルーン
エンジン: 直列4気筒OHC 2,316ccまたはV6 2,849ccまたは2,383ccターボディーゼル
トランスミッション: 電動オーバードライブ付き4速マニュアルまたは4速オートマチック
ブレーキ: 4輪油圧式ディスクブレーキ
サイズ: 全長: 478.5cm、ホイールベース277cm。