ボルボC70カブリオレ/コンバーチブル。 万が一の横転でも乗員を守り抜くオープンカー。
ボルボの歴史はコンバーチブルと共にありました。1927年に誕生した初のボルボ車、ÖV4はオープンカーでした。そして1930年代、さまざまなボルボのシャシーをベースに、コーチビルダーの手による数多くのコンバーチブルが製造されました。1956年から1957年にかけては、有名なVOLVO SPORT(P1900)が生産されました。その製造数は67台と非常に少なかったにもかかわらず、そのほとんどが現在まで保存されています。
1997年にC70コンバーチブルが発表されたとき、多くの人たちが驚きを持って迎えました。それまでのボルボ車のなかでもっとも高価であり、もっともターゲット層の限定されるモデルだったからです。
しかし、C70コンバーチブルは単なる美しいスタイリングのモデルには留まりませんでした。まず何よりもこのモデルは、心躍らせる“ドライバーズカー”でした。C70クーペとほぼ同等のロードホールディング特性を備え、最高速度と加速性能は“スポーツカー”と呼ばれるモデルのほとんどを凌駕していたのです。
ボルボは安全上の理由から、長らくオープンカーから遠のいていました。しかし、ボルボROPS(Roll Over Protection System=横転保護システム)により、事故の際にロールバーを自動で展開することで、万が一の横転の際にも安全を確保できるようになりました。
当初、C70コンバーチブルは北米市場向けでしたが、オープンドライブに適した気候に恵まれたほかの市場でもすぐに人気に火が付きました。
技術仕様
モデル: ボルボC70カブリオレ/コンバーチブル
生産: 1997~2013年
生産台数: 生産中
ボディ: 2ドアコンバーチブル
エンジン: 5気筒直列DOHC、1,984cc、2,319cc、2,435cc、
トランスミッション: 5速、5速オートマチック
ブレーキ: 4輪油圧式ディスクブレーキ
サイズ: 全長=472cm、ホイールベース=266cm
車づくりにおいて、Volvo Carsがその長い歴史を通じて常に最優先してきたもの。それは安全性です。そして、常に未来に目を向ける私たちは今、最高水準の安全性に加え、将来的に電気自動車メーカーへ完全移行するという大きな目標を掲げています。目標達成に邁進する私たちに、ぜひご期待ください。それでは現在のボルボのフル エレクトリックモデル、プラグインハイブリッドモデル、そしてファミリーカーのラインナップをご紹介します。