ボルボP130アマゾン2-D。 特にスウェーデン市場で待望のモデルでした。
1961年9月、アマゾン121/122Sをベースとする新たなモデル、2ドアサルーンが発表の日を迎えました。アマゾン121/122Sの2ドアサルーン仕様は、特にスウェーデン国内で熱望されていたモデルです。当時、スウェーデンでは2ドアサルーンが高い人気を保っていました。
2ドアは4ドアと同じメカニズムを共有していました。そのうえで、後席への乗り降りをしやすくするため、大きなドアが装備され、また前席には折り畳み機構が備えられました。また、リアのサイドウインドーは換気効率を高めるため、後端が開く構造になっていました。
エンジンも当初は4ドアのものが流用されていました。しかし、2ドアの車重が4ドアよりも若干軽かったため、そのスポーツ性が注目され、ラリーやレースなどのモータースポーツで活躍するようになりました。
そこで1966年、アマゾンのスポーティな側面を象徴するモデルとして、123GTがラインナップに加わりました。このグレードには1800Sと同じエンジンが搭載され、速く、かつ豪華なモデルと位置付けられました。
1968年には、排気量2リットルのB20エンジンを搭載する、もう一つのバリエーションが加わりました。
P130の生産は、1970年7月2日まで続きました。長きにわたって愛されたアマゾン・シリーズの生産数は、合計667,323台。P130が最後のモデルとなりました。
技術仕様
モデル名:P130アマゾン 2ドア
バリエーション:P131、P132(SPORT)、P123GT
生産期間:1961〜1970年
生産台数:359,916台
ボディ形状:2ドアサルーン
エンジン:直列4気筒OHV 1,778cc(108立方インチ) 84.14×80mm 75HP/4,500rpmまたは90HP/5,000rpm、1964年=95HP 1966年=115HP、1968年=1,986cc 88.9×80mm 90HP/4,800rpmまたは118HP/5,800rpm
トランスミッション:フロアレバー式オーバードライブ付き3速マニュアル、コラムレバー式3速オートマチック
ブレーキ:4輪油圧式ドラム、フロントディスク(Sバージョン/1964年全モデル)
サイズ:全長=445cm、ホイールベース=2,600mm
車づくりにおいて、Volvo Carsがその長い歴史を通じて常に最優先してきたもの。それは安全性です。そして、常に未来に目を向ける私たちは今、最高水準の安全性に加え、将来的に電気自動車メーカーへ完全移行するという大きな目標を掲げています。目標達成に邁進する私たちに、ぜひご期待ください。それでは現在のボルボのフル エレクトリックモデル、プラグインハイブリッドモデル、そしてファミリーカーのラインナップをご紹介します。
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