ボルボP1800/1800。 往年のTVドラマ「セイント 天国野郎」で活躍し、一躍有名になりました。
FRP製ボディのSPORT P1900が発表されてから2年後の1959年初頭、ボルボは新しいスポーツモデルを発表しました。
P1800として知られるこの新型スポーツモデルは、のちにP1800S/1800Sおよび1800Eと名称を変更されています。イタリア風のスタイリングが取り入れられたP1800の生産は、1961年に始まりました。
生産能力の都合上、初年度の生産は英国の企業に委託されました。ボディの生産はプレスト・スチール社、最終組み立てはジェンセン社がそれぞれ請け負うこととなりました。 1963年には、P1800Sの組み立てがイェーテボリとルンドビーの自社工場に移管されました。その後、1800Eが導入された1969年には、ボディの生産もスウェーデンとオロフストロムの各工場へ移されています。 P1800のフロアパンにはアマゾン121/122S用をベースにホイールベースを短縮したものが用いられました。また、エンジンは完全新開発の1.8リッター4気筒が採用されました。初期モデルは100HPを発揮しましたが、のちに108HP、115HPさらには120HPへと強化されています。
このモデルには、エンジンの強化を中心に幾度も改良の手が加えられました。そのひとつが1968年秋の、118HPを発生する2.0リッターエンジンの採用です。また、1969年には燃料噴射装置が導入され、さらなる高出力化を達成しています。
技術仕様
モデル: P1800/1800
バリエーション: P1800 S、1800 S、1800 E
生産年: 1961~1972年
生産台数: 39,414
ボディ: クーペ 2+2シーター
エンジン:4気筒、直列、オーバーヘッドバルブ、1,778cc、84.14 x 80mm、100 bhp/5,500rpm、1968年には108bhp/5,800rpmに向上。1968年=1,986cc(88.9×80mm)キャブレター仕様の2.0リッターを追加、1969年=燃料噴射式 120HP
トランスミッション:4速マニュアル、オーバードライブ付き4速マニュアル、3速オートマチック(すべてフロアレバー式)
ブレーキ:油圧式フロントディスク/リアドラム、のちに4輪ディスク
サイズ:全長=440cm、ホイールベース=245cm
特記事項:TVドラマ『セイント 天国野郎』(原題『The Saint』)で主人公のサイモン・テンプラー(ロジャー・ムーア)が走らせ非常に有名なボルボとなる。
車づくりにおいて、Volvo Carsがその長い歴史を通じて常に最優先してきたもの。それは安全性です。そして、常に未来に目を向ける私たちは今、最高水準の安全性に加え、将来的に電気自動車メーカーへ完全移行するという大きな目標を掲げています。目標達成に邁進する私たちに、ぜひご期待ください。それでは現在のボルボのフル エレクトリックモデル、プラグインハイブリッドモデル、そしてファミリーカーのラインナップをご紹介します。
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