ボルボP210デュエットを紹介する写真

ボルボP210デュエット。 主に北欧向けに販売されました。

P210はPV445の後継に位置づけられるモデルです。1960年秋に登場したこのモデルには、曲面フロントウインドーと新しいダッシュボードが装備されました。これらはPV544が一足先に1958年の8月から採用していたものです。

特殊ボディ架装用のシャシーバージョンは、この時点で生産終了となりました。自分だけの車体をオーダーメイドすることが珍しくなり、またコストも急激に上昇したためです。しかし、P210にはバンに加え、より多目的に使えるエステート仕様が用意されました。

P210に大規模な変更が実施されたのは1962年冬のことです。同時に、75HPを発揮するB18エンジンが搭載されました。もうひとつの大きな変更点としては、12ボルトの電装系を採用したことが挙げられます。

P210デュエットは主に北欧市場で販売されたモデルでした。このシリーズの最後の1台が製造されたのは、1969年2月のことでした。

技術仕様
モデル: P 210
バリエーション: P 210 DuettおよびVan: A、B、C、D、E、F、M、P
生産年: 1960~1969年
生産台数: 60,100
ボディ: エステートおよびデリバリーバン
エンジン: 4気筒、直列、オーバーヘッドバルブ、1,583cc、79.37 x 80mm、60bhp/4,500rpm。1968年=1,778cc、84.14×80mm、75HP/4,500rpm

トランスミッション:フロアレバー式4速マニュアル

ブレーキ:4輪油圧式ドラム

サイズ:ホイールベース=2,600mm