Volvo PV653〜659 堅牢にして快適性に優れる“毎日乗れる”ボルボ
6気筒エンジンを搭載したボルボは1929年にはすでに登場していましたが、そのPV651をさらに進化させた仕様も追って発売されることになります。それが1933年に導入された、標準仕様のPV653とデラックス仕様のPV654です。この両車は、伝統的なスタイリングに信頼性の高いエンジンを搭載した、日常的な使用に適した快適かつ静粛で頑丈なモデルという特徴を備えていました。
デラックス仕様のPV654には非常に豪華な内装、2本のスペアタイヤ、リバースライトが備えられ、ボディカラーにもいくつかの選択肢が用意されていました。
対してPV655は、特殊ボディ架装の用途に向けたシャシーだけの仕様です。
そして1935年には、外観を大幅に変更したPV658とPV659が発売されます。後方に向かってわずかに傾けられたラジエーターの前にはグリルが装着され、斬新なデザインのホイールハブキャップが新しくなった外観に華を添えました。さらにパワフルになった6気筒エンジンも、新たな特徴のひとつです。この新型エンジンの排気量は3.67リッターで、最高出力は80〜84HPを発揮しました。
技術仕様
モデル名:PV653〜659
バリエーション:PV653スタンダード、PV654ラグジュアリー、PV655シャシー、PV653/654の別仕様、PV656シャシー、PV657スタンダード、PV658ラグジュアリー、PV659(ガラスパーティション付き)
生産期間:PV653〜655=1933年/1935年、PV656-659=1935年/1937年
生産台数:PV653〜655=653台、PV656-659=542台
ボディ形状:サルーン
エンジン:PV653〜655=直列6気筒サイドバルブ 3,266cc 79.4×110mm 65HP/3,200rpm、PV658/659=直列6気筒サイドバルブ 3,670cc 84.14×110mm 80〜84HP/3,300rpm
トランスミッション:フロアレバー式3速フリーホイール
ブレーキ:4輪油圧式
サイズ:ホイールベース=2,950mmまたは3,550mm
特記事項:1933年から1935年にかけてPV653は230台、PV654は361台を生産。
車づくりにおいて、Volvo Carsがその長い歴史を通じて常に最優先してきたもの。それは安全性です。そして、常に未来に目を向ける私たちは今、最高水準の安全性に加え、将来的に電気自動車メーカーへ完全移行するという大きな目標を掲げています。目標達成に邁進する私たちに、ぜひご期待ください。それでは現在のボルボのフル エレクトリックモデル、プラグインハイブリッドモデル、そしてファミリーカーのラインナップをご紹介します。
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