Volvo S80 先進の安全性、ラグジュアリー感ある快適性、力強いパフォーマンス。
1998年に発表されたボルボS80は、瞬く間に人気を博しました。主な理由は、WHIPS(後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート)やBLIS(ブラインド・スポット・インフォメーション・システム)などの革新的な安全機能です。先代に比べてさらに柔らかみを増したエレガントなデザインに加え、それらはこのモデルの人気を強く後押ししました。S80は2世代にわたって生産されています。安全性とラグジュアリー感という初代の遺産を継承した第2世代が導入されたのは、2006年のことでした。
ボルボS80の生産はすでに終了しています。現在のラインナップから同様のモデルをチェックしましょう。また、認定中古車でボルボS80を探していただくこともできます。オーナーズマニュアルも公開していますので、ぜひご参照ください。
ボルボS80を簡潔に表現するなら、モダンなデザインと革新的な安全機能を備えた、堅牢でありながらラグジュアリー感あふれるセダンです。車内は静粛性に優れ、すべての乗客が快適なドライブを楽しむことのできる空間に仕上げられていました。S80が多くのオーナーの心を捉えた理由は、容易に理解できるでしょう。
ボルボS80は信頼性が高く、それはこのモデルを人気車にした要因のひとつとなりました。優れた耐久性と寿命の長さが、長く乗り続けることのできる一台を求めていた人びとに支持されたのです。 S80が高い信頼性を確立できた理由は数多くありますが、なかでも要となったのは、高品質なマテリアルを使用したこと、長い時間をかけた試験で実効性が実証されたテクノロジーとコンポーネントを採用したこと、そして厳格な品質管理です。
ボルボS80はエレガントで流れるようなボディラインで広く認知されていますが、これは当時のラインナップとは一線を画すデザインでした。柔らかなラインで描かれたスタイリングにより、S80はモダンで洗練されたサルーンとの評価を獲得することとなりました。
私たちはボルボS80で、側面衝突時やアクシデントによる横転時に乗員の頭部を保護するIC(インフレータブルカーテン)-頭部側面衝撃吸収エアバッグをはじめとする、数多くの革新的な安全機能を導入しました。 S80には、追突された際にむち打ち症のリスクを軽減するWHIPS(後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート)も搭載されていました。こうした新しい安全機能は、自動車安全技術におけるリーダー的存在としてのボルボの名声を、一段と高めることになりました。私たちは当然のこととして、今後もその評価に恥じない努力を続けていきます。
S80の車内は広々とした空間と上質感を特徴としており、厳選された高品質なマテリアルを使用しながら人間工学に基づく行き届いたデザインで仕上げられています。ボルボS80のマテリアルの選定や細部にまで配慮が行き届いたデザインは、高い基準を持つ人びとのあいだでも好評を博しました。 その一方で、ボルボS80の車内はラグジュアリーだけを追求したものではなく、シートに身を預けたときの快適性にも気を配られています。実際のところ、形状、機能、快適性のバランスに優れたシートは、他車とは一線を画していました。足もとと頭上の余裕ある空間も含め、ロングドライブに最適な一台といえるでしょう。
並外れた静粛性で知られるボルボS80のキャビンは、このモデルでドライブを楽しむ多くの人に愛されることとなりました。その静粛性は、ドア、フロア、ルーフに施された遮音対策をはじめとする、行き届いた装備と技術によるものです。 S80の一部モデルには、音の振動を減衰する特殊な層が追加された、通常より厚みのある遮音ガラスが採用されています。ボディ形状も騒音の原因として一般的ですが、S80はエアロダイナミクスデザインを採用することで、車内に伝わる騒音を最小限に抑えました。
パフォーマンスと洗練された回転フィールを特徴とする5気筒ターボのガソリンエンジンとディーゼルエンジン、直列6気筒ガソリンエンジン、さらにはコンパクトな設計で横置きを可能にしたV型8気筒エンジンと、S80には全生産期間を通じてさまざまなタイプのエンジンが用意されていました。 日常的な利用に最適な高効率型からハイパフォーマンスなパワー重視型まで、S80はさまざまなタイプのなかから用途に合わせてエンジンを選ぶことができました。さらに第2世代では、FWDとAWDという選択肢も加えられています。
ボルボS80は2016年に生産を終了しています。
ボルボS80の後継車は、2016年に導入されたボルボS90です。
近いモデルを挙げるなら、サイズやボディスタイルの点でボルボS90です。ボルボS60も快適性やボディ形状では近いといえますが、サイズがややコンパクトです。