Volvo V40 ダイナミックな走りを実現しながらも快適性に優れるハッチバック。
ボルボV40は、ハッチバック市場で期待どおりの地位を獲得した、実に個性的なモデルでした。コンパクトでありながらプレミアム感を漂わせ、活気あふれるダイナミックなドライビングフィールを実現しながら快適性と安全性を兼ね備えたV40は、2019年に生産終了を迎えるまで人びとに愛され続けました。
ボルボV40の生産はすでに終了しています。現在のラインナップから同様のモデルをチェックしましょう。また、認定中古車でボルボV40を探していただくこともできます。オーナーズマニュアルも公開していますので、ぜひご参照ください。
上質感のあるインテリアで知られるボルボV40には、コンパクトなボディに開放感をもたらすパノラマ・ガラスルーフが採用されていました。ドライビングの面では、俊敏でありながら燃費性能に優れる走りに驚かされたというドライバーも少なくありません。市街地だけでなく、高速道路でもコンテンダーを圧倒するコンパクトハッチバックでした。
ボルボV40のデザインは、デビュー直後から高く評価されました。ボルボが長年にわたり培ってきたデザインの伝統を受け継ぎ、内外にさりげなく漂わせた北欧流のエレガンスによるものです。 ハッチバックのスタイリングは全生産期間を通じて不変でしたが、デザインのリフレッシュは定期的に実施されました。また、選択したトリムレベルによりスポーティな雰囲気にもタフなイメージにも変化する点も、長年にわたりデザイン面での人気を維持できた要因でしょう。
ボルボV40は、ドライバーにも同乗者にも快適な走りを目指して設計されました。それはシートにも表れており、人間工学に基づくデザインによる卓越したサポート性は、ロングドライブでの疲れを最小限に抑えます。 比較的コンパクトなボディサイズにもかかわらず、V40はファミリーカーとしても優秀です。すべての乗員が不満なく快適に過ごせるキャビンは、ファミリー層からも好評を得ました。
ボルボV40は全生産期間にわたり、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンをどちらも設定していました。両エンジンは、優れた燃費性能と活発なパフォーマンスにより、ドライバーと批評家の両方から高く評価されています。
ボルボV40は、ひとつのモデルですべてをまかなうことは目指していませんでした。Momentum、Inscription、R-Design、Cross Countryなど、全生産期間を通じてさまざまなバリエーションが用意されたのはそのためです。 Momentumは、City Safety、オーディオの操作を担う5インチ・カラーディスプレイ、電子制御式エアコンディショナーなどの先進機能を搭載した、エレガントな雰囲気を重視したトリムとして設定されました。 Inscriptionはラグジュアリー感を大切にした最上級トリムで、各所に上質なマテリアルがふんだんに取り入れられています。 スポーティな走りを求めるユーザーに向けて用意されたトリムがR-Designで、スタイリング、応答性、コントロール性を高めた活発なドライビングフィールが持ち味でした。 ボルボV40 Cross Countryはひと目でわかるとおり、荒れ地にも踏み入れるような冒険旅行を志向するユーザーのためのモデルで、低いフロントノーズ、フロントグリル、リアディフューザーなどにオフロード走行をイメージさせる専用デザインが取り入れられています。グロッシーブラック・ドアミラーカバー、ルーフレール、カッパードーンアルミニウム・パネルもこのモデルの専用装備です。
ボルボV40が圧倒的な人気を誇った理由のひとつが、充実した先進的な安全機能です。2012年にはヨーロピアン・ニュー・カー・アセスメント・プログラム(ユーロNCAP)のベスト・イン・クラス賞を獲得するなど、V40は長年にわたり、その安全性について高く評価されました。 ボルボにとって、安全性は常に最優先すべき課題でした。その取り組みはV40の安全機能における継続的な進化にも表れており、すべてのボルボ車の特徴であり続けています。
快適性だけでなく、harman/kardon®が手掛けたオーディオシステム、センタースクリーンを介して直感的に操作することのできるナビゲーションシステム、離れた位置からドアのロック/アンロック状況の確認や操作を可能にするVolvo On Callによるコネクティビティなど、室内装備も充実していたボルボV40は、移動時間を楽しく過ごせるモデルとして好評を博しました。
ボルボV40の生産は2019年に終了しました。
ボルボXC40がボルボV40の後を引き継ぎました。
V40に近いモデルをお探しなら、ややサイズは大きいですが、ボルボV60があなたのご要望に応えられるかもしれません。