ルーフテントで世界を新しい視点から見てみよう

ビーチで最高の一日を過ごしたあと、家へ帰るために荷物をまとめる作業がなければどんなに楽かと夢見たことはありませんか? あるいは、ルーフトップにまるで我が家のようにくつろげる空間を載せて出かける、自由気ままなドライブ旅行にあこがれたことはありませんか? そのどちらの願いも、ボルボのディーラーで販売中のルーフトップテントで叶えることができます。

ルーフテントを装着したボルボEX90

ルーフトップテントが、ついにボルボのディーラーで購入可能になりました。

ハシゴを登ってルーフテントに入り、ふかふかのマットレスの上でくつろぎながら、地面よりも高い場所に自分だけのベッドで寝ころぶワクワク感を味わう。そうすると、これまでとは違う新しい楽しみ方が見つかります。

ボルボ・カーズ・スウェーデンでアクセサリー部門責任者を務めるニクラス・ビヴィキに、高い場所で過ごす時間を最大限に楽しむ方法について聞いてみました。

それではニクラス、なぜルーフトップで寝るのですか?
「ボルボ車のルーフに登ると世界や周囲の景色をまったく新しい視点で眺められるだけでなく、地面から2mほど高い場所ならではの実用的なメリットもあります。まず、ハシゴを登る前に靴を脱ぐので、テント内に土や草や砂を持ち込まずに済みます。また、底冷えを防ぐこともできます。地面の上でキャンプしていると断熱性の高い寝袋を使っていても寒さに震えることがありますが、その主な原因は地面の冷たさです。実際、高い場所で寝るようにすることで、キャンプシーズンを大幅に延ばせます。地面からの寒さ対策として効果的なのはもちろん、夜露や地面の湿気によって荷物が濡れたり、冷たく重くなったりすることも防げます。

ルーフテントの大きなメリットは、従来のテントよりもはるかに広々としていることです。

キャンプをしたことがある人なら、テントの固定ロープやペグにつまずいたり、朝起きたらテントの結露で顔が濡れていたりする煩わしさを知っているでしょう。また、太陽が昇るとテント内が温室のように暑くなり、閉所恐怖症のような感覚になることもあるでしょう。テントを設営した時には気にならなかった地面のデコボコが原因で、翌朝には背中が凝って、身体のあちこちが痛むことも。それでもなんとか寝袋から出ようとすると、不思議なことにファスナーの引き手が見当たらず、まるでさなぎのようにもがきながら脱出しようとした経験がある人もいるかもしれません。そうした要素も自然の中で寝泊まりすることの魅力の一部なのだと受け入れている人もいるかもしれませんが、テントで一夜を過ごす楽しさや自由さを損ねる一因にもなりかねません。そんな面倒ごとを一気に解決できるのが、そう、ルーフテントです」

ルーフテントには、地上に設営するテントと同じ装備が必要ですか?
「ルーフテントの大きなメリットは、従来のテントよりもはるかに広々としていることです。側面部は垂直に近く、天井が高く、これまでにないゆとりと開放感を味わえます。また、ルーフテントには厚手のマットレスが付属しているので、高級な寝具を別途購入する必要はありません。窮屈な寝袋の代わりに、布団や枕を持ち込んでもいいでしょう。その際は、かさばる布団や枕の収容場所として、ボルボ・アクセサリーのトウバー用カーゴボックスがお奨めです。ラゲッジスペースを圧迫することなく、荷物を簡単に積み降ろしできる400ℓの収納スペースを追加することができます。

ニクラス・ビヴィキの写真

ニクラス・ビヴィキ(ボルボ・カーズ・スウェーデン アクセサリー部門責任者)

従来のキャンプとは異なり、要冷蔵な食品を準備していく『グランピング』も楽しむことができます。必要な設備は、ラゲッジスペースの12Vソケットで給電可能なクーラーボックスだけです。」

ルーフテントの設置には特別な技術や工具が必要ですか?
「いいえ! ボルボのルーフテントに専門知識や特別な工具は必要ありません。ボルボ車にルーフテントを装着する際に手がかかる作業は、2人でロードキャリアの上まで持ち上げるくらいです。載せることができたら、テントをロードキャリアのTトラックに取り付け、付属のトルクレンチでネジを締めて固定します。

使用しないときは、テントはトラベルカバーの中に収納されており、ジッパーを開けるだけで簡単に取り出せます。カバーを外して、テントに固定されているハシゴを持ち、引き下ろすと、テントはマットレスやハシゴも含め、一気に開いてセットされます。あとはハシゴを登り、テントのファスナーを開けるだけです。ルーフトップから、新しい視点で世界を眺めましょう。ロープもペグも不要で手間いらずで、普段とは違う景色と自分だけのルーフトップの空間を楽しめます。

テントの開口部はモスキートネットを付けたままでも開くことができ、360°のパノラマビューが広がっています。さらに、雨の侵入を防ぐフライシート(レインフライ)もあり、取り外し可能なので必要な時だけご利用いただけます。ただし、取り付けたままにすると、ベッドに寝ころびながら星を眺めるのが難しくなってしまうのがやや難点です。」

ルーフテントを設営する際に気を付けるべきことはありますか?
「傾いていると快適に寝られません。なるべく平らな場所に駐車することが大切です。車が多少の凹凸を吸収してくれるため、通常はそれほど苦労せず、平らに駐車できる場所を見つけることができます。

駐車する場所が決まったら、周辺を散策して風向きを確認しましょう。経験則として、テント内で快適に過ごすためには、駐車前に風向きをチェックし、入り口が風の影響を受けにくい方向に向くようにしましょう。日差しについても同様です。風がそれほど強くなければ、テントに日が当たる角度を優先するのが良いでしょう。翌朝、ファスナーを開けたときに朝日を感じたければ入り口が東向きに、沈む夕日が見たければ入り口が西向きになるように駐車しましょう。ちなみに、テントには各面に開口部があるので、どの向きに駐車しても日差しを取り入れることができます。

次の場所に移動する際は、テントのファスナーをすべて閉じ、ハシゴをたたみ、広げたときと同様の動きでテントを折りたたみます。あとはトラベルカバーのファスナーを閉めれば出発の準備は完了です。このように、新しい視点で世界を眺めるのはとても簡単です。

ルーフテントの素晴らしさを一度体験してしまったら、この先何年も"もうひとつの家"として手放せなくなるかもしれませんよ。」

そうですね! では、ルーフテントはどこで購入できますか?
「テントの購入と装着についてはお近くのボルボ販売店にご相談ください。お近くのボルボ販売店はこちらで検索できます」

実際のメリット



シェアする