適切な着席方法

適切に着席してシートベルトを正しく着用することは、車内の全員の安全と快適性の点からもっとも重要なことです。 妊娠中の方とお子様の着席方法に関する具体的な推奨事項もあります。

 重要

適切に着席することの重要性

シートベルトやエアバッグなどの安全機能が本来の役割を発揮するためには、衝突時にもっとも効果的に保護されるようにすべての乗員が適切に着席しておくことが必要です。 適切な着席方法に従わないと、命を危険にさらす、または大ケガをするおそれがあります。

妊娠中の方

妊娠中の方は着席方法に関する推奨事項をすべて守るように細心の注意を払ってください。 以下は追加事項または特に重要な事項です。

  • シートベルトが腹部にかからないようにしてください。 腰ベルトは腹部の下、肩ベルトは腹部の上を通っている必要があります。
  • 運転席に座る場合、ステアリングホイールに必要以上に近づかないようにしてください。 運転操作を快適に行なえる範囲で、腹部とステアリングホイールとの間隔ができるだけ広くなるようにシートを調節してください。

お子様の着席方法

お子様を座らせるときは、つねに細心の注意を払い、何が必要かをお考えください。 必要なチャイルドシートがあり、正しく取り付けられていることと、走行している間お子様が安全に着席し続けることを確認してください。 前向きに乗車しているお子様には、着席に関して大人と同じ推奨事項が適用されます。 シートベルトが正しく調節されていることと、ヘッドレストがお子様に適した高さになっていること(可能な場合)をかならず確認してください。

 ノート

お体の不自由な方への対応

お体の不自由な方は推奨される方法で着席できない可能性があります。 その場合、安全に使用できるように車両に変更を加えることが必要になることがあります。 ボルボから承認されている変更については、ボルボ指定のサービス工場にお問い合わせください。

着座姿勢

安全性の面で、適切な着座姿勢とシートベルトの適切な調節の両方が大切です。 通常と異なる着座姿勢は避けてください。

正しい着座姿勢
正しく着座している乗員 走行中にはその他の姿勢を取らないでください。
不適切な着座姿勢
シート上で体を前方に滑らせないでください。 腰部をバックレストに接触させてください。
不適切な着座姿勢
両足を床につけてください。
不適切な着座姿勢
バックレストを倒しすぎないでください。 シートベルトが肩に適切にかかるようにしてください。

ヘッドレストの適切な使用

ヘッドレストを適切に使用することは、衝突時に首をケガする危険性を低減する上で不可欠です。 車両のすべてのヘッドレストは、正しい使用により頭部と首の保護に役立つように設計されています。
  • ご自分の後頭部をヘッドレストに押し当てたままにしてください。
  • 可能な場合、乗員がヘッドレストを正しく調節していることを確認してください。