フットブレーキ

フットブレーキは、状況に応じてタイプの異なるブレーキ機構を作動させます。
フットブレーキペダル

フットブレーキは、運転者のペダルを踏み込む強さに応じて回生ブレーキと摩擦ブレーキを使い分けます。 ブレーキペダルを軽く踏むと回生ブレーキが作動し、強く踏むと摩擦ブレーキが作動します。

 ノート

ディスクブレーキの自動作動

多くの場合、回生ブレーキは制動範囲の大部分をカバーします。 そのため、長期間にわたりディスクブレーキが作動しないことがあります。 ディスクブレーキを清潔で乾燥した状態に保ち、いつでも使用できるようにするため、車両は軽いブレーキ操作の際に、回生ブレーキとともにディスクブレーキを定期的に作動させます。

電子制御式ブレーキ1

フットブレーキは電子制御式です。 制動力は物理的ではなく電子的に伝達されるため、ブレーキからペダルに伝わる通常の反力はありません。

アンチロックブレーキシステム2

車両のアンチロックブレーキシステムは、急ブレーキをかけたときにブレーキのロックを防止します。 これにより操作性が向上します。

 ノート

Pボタン

高速走行中にPボタンを押し続けると、一定の速度で車両が減速します。 これは、通常のブレーキに代わるバックアップとして機能します。 ブレーキペダルを使用してブレーキをかけることができない場合にのみ、この方法でPボタンを使用してください。

スタートアップチェック

車両のスタートアップチェックでは、いくつかのブレーキシステムが対象になります。 ブレーキに不具合の兆候がある場合は、かならず運転前に対処してください。

 注意

濡れたブレーキ

ブレーキディスクが濡れていると、車両の制動距離が長くなります。 ブレーキディスクが水にさらされた場合は、安全にブレーキ操作を行ない、ブレーキから水を取り除いてください。 走行中にディスクブレーキを作動させることで、ブレーキディスクが加熱されて乾燥します。

  1. 1 (別名:ブレーキバイワイヤー)
  2. 2 ABS