バッテリー残量の低下およびバッテリー上がり
重要
バッテリー残量が0%になると、バッテリー上がりまたは完全放電の状態です。 その場合、バッテリーが損傷する危険性を低減するため、すみやかに車両を充電する必要があります。
トラクションバッテリーからの電力供給がなくなると、小さい方のバッテリー(12V)も上がってしまうおそれがあります。 両方のバッテリーが完全に上がってしまった場合、車両は電源が完全に失われ、充電も開始できなくなります。
高残量の充電状態
重要
すぐに運転する予定がないときに車両を電源に接続したままにする場合、車両の充電ビューで推奨されている目標残量を選択してください。
充電の習慣
日常の充電に推奨される充電モードはAC充電です。 この方式はバッテリーの状態を長期間維持するのに役立ちます。 DC充電の方がバッテリーの劣化が大きくなります。
長期間の駐車
お車を1か月以上駐車しておく際に推奨されるバッテリー残量は40~60%です。 推奨の残量になるまで車両を使用または充電してください。
お車を3か月以上駐車しておく場合、車両を電源に接続したままにし、バッテリーの充電制限を50%に設定しておくことをお薦めします。 これによりバッテリーの健全性が確保されます。
バッテリー残量と、充電が機能していることを定期的に確認してください。
ヒント
気温が高いときの駐車
重要
気温が高い時期は、駐車中に車両を電源コンセントにつなぐことをお薦めします。 高温の状態はバッテリーが損傷する原因になります。特に、高温の状態が長時間続くと損傷の危険性が高まります。 駐車中、車両は自発的にバッテリーを冷却することができますが、電力を使用します。 お車に戻ったとき、バッテリー残量が駐車前と比べて著しく低下している可能性があります。 車両を電源コンセントにつないで充電しておくと、バッテリー残量が低下してバッテリー上がりを起こす危険を冒すことなく、バッテリーを冷却することができます。
気温が高いときは日陰に駐車することをお薦めします。 気温が高い上に強い直射日光も加わると、バッテリー温度が非常に高くなり、冷却の必要性が過剰になるおそれがあります。
気温が低いときの駐車
バッテリーの温度が低い場合、車両はバッテリーが温まるまでバッテリーの性能を一時的に低下させます。 性能が制限された状態で運転しても、バッテリーに悪影響はありません。
温度の低下によるバッテリーの一時的な性能の制限を避けるには、車両を電源に接続して、運転前に車両のプリコンディショニングを行なってください。 そうすると、性能と走行可能距離に影響をおよぼすことなく、バッテリーの温度を上昇させることができます。
温度が-30°C (-22°F)を下回る場合、充電しない状態で24時間以上駐車しないでください。