荷物の積み込みに関する推奨事項

荷物を正しく積み込むことは、走行中の安全を確保するとともにお車の性能を発揮させるという点で重要なことです。

荷物の積み込みに関する一般事項

荷物の重量と配置は車両の重心、ハンドリングおよび性能に影響をおよぼします。

 注意

固定されていない荷物

固定されていない20 kg (44 lbs)の物体は、50 km/h (30 mph)の速度で正面衝突した場合、1,000 kg (2,200 lbs)の物体に相当する衝撃を与えます。 ケガまたは物的損傷の危険性を低減させるため、かならず荷物の積み込みに関する推奨事項に従ってください。

  • 重い荷物はできるだけ低い位置に置いてください。
  • どんなときでも、荷物はストラップなどを使用して荷物固定用アイレットに固定してください。 そうしないと、急ブレーキや急カーブの際に荷物が動くおそれがあります。 リアシートを倒している場合は特に重要です。
  • エアバッグの作動を妨げる場所に荷物を置かないでください。 ウインドの上端よりも上まで荷物を積載する場合、ウインドと荷物の間に10 cm (4インチ)以上の空間を確保してください。 そうしないと、ウインドの上のパネルの奥に入っているインフレータブルカーテンが本来の保護機能を発揮できなくなるおそれがあります。
  • かならず車両の重量および最大許容積載量に関する仕様を遵守してください。
  • トランクに荷物を積み込むときは、荷物をリアシートのバックレストにしっかりと寄せてください。
  • フロントシートの背面に荷物が接触しないようにしてください。 フロントシートのWhiplash Protection System (後部衝撃吸収リクライニング機構)が効果を発揮できなくなるおそれがあります。
  • 鋭利な部分や突起がある場合は、その部分を適切に覆ってください。
  • お車での移動の間、すべての荷物が確実に固定されるようにしてください。 走行中に荷物が動くことがあるため、定期的に荷物を確認してストラップを締め直す必要があります。
  • 車内に置いておく必要がなくなった荷物は取り出してください。 車両の総重量を減らすと、性能が向上し走行可能距離が伸びます。

 ヒント

収容スペースの拡大

大きい荷物を積む場合、パーセルシェルフを取り外してシートを倒すと収容スペースを広げることができます。 リアシートを倒すと、細長い荷物を積むこともできます。

ルーフへの積載

車両のルーフに荷物を積むときは、ボルボから推奨されているロードキャリアを使用してください。 車両が損傷する危険性が低下するとともに、走行中の安全を確保するのに役立ちます。 ロードキャリアに付属している取付説明書に慎重に従ってください。

ルーフに荷物を積載すると、車両の空力特性、ハンドリングおよび横風感度が変化します。 隙間風が増えると、エネルギー消費量が増えて走行可能距離に影響をおよぼします。

  • 重い荷物はできるだけ低い位置に置いてください。
  • ロードキャリア全体に重量が均等に配分されるように荷物を載せてください。
  • ボンネットの上まで達するような長尺物を積む場合、車両の前部にけん引フックを取り付けて荷物の固定に使用してください。
  • 安全運転を心がけてください。 急加速、急ブレーキ、急ハンドルは避けてください。
  • 使用しないときは、ロードキャリアは取り外してください。 性能が向上し、走行可能距離が伸びます。

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