システムが最大限の性能を発揮するためには、歩行者を検知するシステム機能が、体型に関しできるだけ明瞭な情報を得ることが必要です。すなわち、頭部、両腕、両肩、両脚、胴体に加え、人間のような動きのパターンが検知できることを意味します。
体の大部分がカメラの視界に入っていない場合には、システムは歩行者を検知することができません。
- 歩行者が検知されるには、全身が見え、身長が80 cm以上であることが必要です。
- カメラセンサーが夜明けや夕暮れに歩行者を検知できる能力は、人間の目と同様に限られています。
- 暗闇やトンネル走行中は、街灯が点灯している場合でも、カメラセンサーの歩行者検知機能が解除されます。
注意
「オートブレーキ機能およびサイクリスト・歩行者検知機能付衝突警告システム」は、運転操作を補助するものです。この機能はあらゆる状況でどのような歩行者でも検知できるわけではありません。例えば、以下のような場合は検知できません。
- 体の一部が隠れている歩行者、体の輪郭がわかりにくい衣服を着用している歩行者、または身長が80 cm未満の歩行者。
- 大きな荷物などを運んでいる歩行者。
車両を適切に運転し、速度に応じて安全な距離を保つことは、つねに運転者の責任です。