タイヤの交換 - タイヤを取り外す

車両のホイールは、例えばウインターホイールやウインタータイヤに交換が可能です。

スペアタイヤ*

スペアタイヤの設置方法には2通りの方法があり、タイヤバッグ入りの状態またはトランクルーム/カーゴスペースのフロア下に収納された状態で設置されています。

以下の記載は、スペアタイヤを車両用のアクセサリーとして購入した場合にのみ有効です。 車両にスペアタイヤが装備されていない場合は、「緊急パンクリペアーキット(TMK)」に関する情報をご覧ください。

スペアタイヤは、パンクしたときに純正のタイヤに交換するまで一時的に、短時間のみ装着する応急用のタイヤです。スペアタイヤを装着したときは、すみやかに純正のタイヤに交換してください。スペアタイヤを装着すると、車両の走行特性が変わる場合がありますのでご注意ください。このスペアタイヤは通常のホイールより小さくなっています。このため、車両の地上高が低くなります。高めの縁石に注意し、自動洗車機は使用しないでください。フロントアクスルにスペアタイヤが取り付けられている場合には、同時にタイヤチェーンを装着することはできません。全輪駆動の車両では、リアアクスルの駆動を解除することができます。スペアタイヤは修理しないでください。

スペアタイヤの適正なタイヤ空気圧については、タイヤ空気圧表を参照してください。

 重要

  • スペアタイヤ装着時は、必ず 80 km/h (50 mph) 未満で走行してください。
  • 「テンポラリースペアタイヤ」(応急用) タイプのスペアタイヤを同時に2本以上装着して走行しないでください。

スペアタイヤは、スペアタイヤスペース内に外側を下にして収納されています。スペアタイヤおよびフォームブロックは、同じボルトで固定されています。フォームブロック内にすべてのツールが入っています。

スペアタイヤはタイヤバッグに入っています。トランクルームにストラップで固定することが必要です。

P3-1120-S60 USA spare tire supplement illustration 1
荷物固定用アイレットが2つ付いた車両

スペアタイヤバッグのハンドルをリアシートの方向に回してください。縫い付けられたテンションストラップフックを荷物固定用アイレットに取り付けてください。長いストラップを荷物固定用アイレットの片方に取り付け、スペアタイヤの周りに回して、下側ハンドルに通してください。短いテンションストラップを長いストラップに締め付けてください。2つ目の荷物固定アイレットを取り付け、締めてください。

トランクルーム/カーゴスペースフロア下のスペアタイヤの取り出し

トランクルーム/カーゴスペースのフロアマットを持ち上げます。
固定ボルトをゆるめます。
ツールの入ったフォームブロックを取り出します。
スペアタイヤを取り出します。

バッグ入りのスペアタイヤの取り出し

ストラップをゆるめ、スペアタイヤをトランクルームから取り出し、スペアタイヤバッグから取り出してください。
トランクルームのフロアマットを持ち上げます。
フォームブロックからツールとジャッキを取り出します。

取り外し

やむをえず交通量の多い場所でホイール交換する場合は、三角警告板(停止表示板)を設置してください。車両およびジャッキ* が、水平で固い地面の上にあることを確認してください。

パーキングブレーキをかけて、ギヤをリバースに入れます。オートマチックトランスミッション車の場合は、ギヤセレクターレバーを P 位置に入れます。

 注意

ジャッキが損傷していないか、すべてのネジ山がよく潤滑されているか、泥などが付着していないか確認してください。

 ノート

ボルボ社は、車両搭載ジャッキ*のみの使用を推奨しています。ジャッキを使用できる車種名が、ジャッキのラベルに記されています。

ラベルには、指定最低リフト位置におけるジャッキの最大リフト力も記されています。

フォームブロックに収納されているジャッキ*、ホイールレンチ*、ホイールカバー取り外しツール*、およびホイールボルトプラスチックキャップ取り外しツールを取り出します。別のジャッキを使用する場合は、車両リフトアップを参照してください。

P3-1446-tool for removing plastic hat on wheel screws
ホイールボルトのプラスチックキャップ取り外しツール
地面に接しているタイヤの前後に輪止めをします。重い木片や、大きな石などで代用しても構いません。

スチールホイール装着車には、脱着式のホイールカバーが付いています。取り外しツールをフルホイールカバーに引っかけ、引っ張って外します。ホイールカバーは手で取り外すこともできます。

P3X-10w46- Losstagning av hjulsida med nytt verktyg

けん引フックが止まるまでねじ込んでホイールレンチ*とつなぎ合わせます。

P3-1320-Ny hjulskruvsnyckel

 重要

けん引フックは、必ずホイールレンチの奥まで完全にねじ込んでください。
専用ツールを使用して、ホイールボルトからプラスチックキャップを取り外します。
ホイールボルトを、ホイールレンチ* で反時計方向に½~1回転ゆるめます。

 注意

地面とジャッキの間、およびジャッキポイントとジャッキの間に、なにも挟まないでください。

ジャッキポイントは、車両の両側に2箇所ずつあります。ボディワークのフランジがジャッキの頭部の刻み目に当たるようにジャッキ* を巻き上げます。

P3-1020-S60-LIFTING POINTS hoist

 重要

地面が平坦かつ水平で、安定していることを確認してください。
パンクしたタイヤが地面から離れるまで、車体をジャッキアップします。ホイールボルトを取り外し、ホイールを外します。

 注意

ジャッキで車を持ち上げているときは、絶対に車の下に入らないでください。

車両をジャッキで持ち上げる前に、乗員は全員車の外に出てください。交通量の多い場所でタイヤを交換せざるを得ない場合、乗員は安全な場所に退避しておく必要があります。

 ノート

通常のカージャッキは、パンクしたタイヤの交換時やウインタータイヤ/サマータイヤの取り換え時など、短時間で使用することだけを想定したものです。車両をジャッキアップするときには、特定の車両モデル専用のジャッキを使用する必要があります。ジャッキをより頻繁に使用する場合や、単純なタイヤ交換より長い時間使用する場合には、修理工場用のジャッキの使用をお薦めします。この場合、そのジャッキに添付の取扱指示に従ってください。
  1. * オプション/アクセサリー。