- 呼気検査の前の約5分間は飲食を避けてください。
- 過度のウインドスクリーン洗浄を避けてください。ウォッシャー液に含まれるアルコール成分により、測定結果に誤差が出るおそれがあります。
運転者の交代
運転者が交代する場合には、新しい呼気検査が正しく実行できるように、運転者交代用ボタン(2)と送信ボタン(3)を同時に約3秒間押したままにしてください。車両は始動阻止モードに戻り、エンジンを始動する前に、呼気検査に合格することが必要になります。
校正とサービス
アルコールロックは12カ月ごとにサービス工場1で点検および校正を受けることが必要です。
再校正の期限の30日前になると、コンバインド・メーター・パネルに アルコガード キャリブレーション必要 マニュアル参照 メッセージが表示されます。30日以内に校正が実施されない場合には、エンジンを通常通り始動できなくなります。その際は、バイパス機能を使用しないと始動できません。「緊急時」の項を参照してください。
送信ボタン(3)を1度押すと、メッセージが消えます。押さなかった場合には、約2分後に自動的に消灯しますが、エンジンを始動するたびに再表示されます。完全に消去するには、サービス工場1で校正を受けることが必要です。
冷寒時または高温時
気温が低いほど、アルコールロックの使用準備にかかる時間が長くなります。
温度(℃) | 最長加熱時間(秒) |
---|---|
+10~+85 | 10 |
-5~+10 | 60 |
-40~-5 | 180 |
緊急時
緊急時、またはアルコールロックが故障している場合には、アルコールロックをバイパスして車両を運転することができます。
ノート
バイパス機能がオンになると、走行中ずっと、コンバインド・メーター・パネルに アルコガード バイパス可能です と表示され、サービス工場1でのリセットが必要になります。
エンジンを始動せずに、その他の手順をすべて実行すると、バイパス機能をテストできますが、エラーメッセージはログに記録されません。車両をロックするとエラーメッセージは消えます。
アルコールロックが取り付けられている場合には、バイパスオプションとして、バイパスまたは緊急機能が選択されています。この設定は後日サービス工場1で変更できます。
バイパス機能の作動
- 左側のレバースイッチ OK ボタンと非常点滅灯のボタンを同時に約5秒間押さえます。コンバインド・メーター・パネルにまず バイパス作動 1分間お待ち下さい と表示され、その後 アルコガード バイパス可能です が表示されます。それから、エンジンを始動することができます。
この機能は数回起動することができます。走行中に表示されるエラーメッセージは、サービス工場1でのみ消去できます。
緊急機能の作動
- 左側のレバースイッチ OK ボタンと非常点滅灯のボタンを同時に約5秒間押さえます。コンバインド・メーター・パネルに アルコガード バイパス可能です と表示されます。それから、エンジンを始動することができます。
この機能は一度だけ使用できます。その後は、サービス工場1でのリセットが必要となります。