システムの作動

衝突の際には、被害を最小限にとどめるため、ボルボの各種のセーフティシステムが連携して作動します。
システム作動要因
シートベルトテンショナーフロントシート前面衝突時、側面衝突時、追突されたとき、横転時
シートベルトテンショナー(リアシート)前面衝突時、側面衝突時、横転時

エアバッグ

(ステアリングホイールおよび助手席側エアバッグ)

前面衝突時1
サイドエアバッグ(SIPS)側面衝突時1
インフレータブルカーテン(IC)側面衝突時、前面衝突時の一部1
後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート(WHIPS)追突されたとき

エアバッグが展開した場合は、次の指示に従ってください。

  • 車両を回収してください。車両をボルボ指定のサービス工場に搬送します。エアバッグ作動後は、絶対に自走しないでください。
  • ボルボ指定のサービス工場に、車両のセーフティシステム部品の交換を依頼してください。
  • 医師の診察を必ず受けてください。

 ノート

エアバッグおよびシートベルトテンショナーシステムは、衝突時に一度だけ作動します。

 注意

エアバッグコントロールモジュールは、センターコンソールの中にあります。センターコンソールに、水その他の液体が入った場合は、バッテリーケーブルの接続を外してください。エアバッグが展開するおそれがありますので、エンジンを始動しないでください。この場合、車両を回収します。車両をボルボ指定のサービス工場に搬送してください。

 注意

エアバッグ作動後は、絶対に自走しないでください。エアバッグによってハンドル操作が妨げられるおそれがあります。他のセーフティシステムも損傷を受けているおそれがあります。エアバッグ作動時に放出された煙や埃が原因で、目や皮膚に傷や炎症を起こす場合があります。炎症を起こした場合は、冷水でよく洗ってください。エアバッグの展開速度は極めて速く、エアバッグの布との摩擦熱で皮膚にヤケドや擦過傷を負うおそれがあります。
  1. 1 ボディが大きく変形するような衝突でも、エアバッグが作動しない場合があります。車両のセーフティシステムの作動は、衝突物の硬さや重量、車両の走行速度、衝突の角度など、さまざまな要素が影響します。