メインバッテリー - 概要

メインバッテリーは、車両のスターターモーターとその他の電気装備の駆動に使用されます。

メインバッテリーは、従来の12Vバッテリーです。

バッテリーの耐用年数および性能は、エンジンの始動回数、車両の使用状況、運転方法、および天候など、色々な要素に影響されます。

  • エンジン作動中は、絶対にバッテリーの接続を外さないでください。
  • バッテリーの配線が正しく、確実に接続されているか確認してください。
エンジン
ガソリンディーゼル
電圧(V)1212
冷寒始動電流(コールドスタートキャパシティ)1 - CCA2(A)520–800700–800

 重要

Start/Stop 機能装備車のメインバッテリーを交換する場合、正しいタイプのバッテリーを取り付ける必要があります。マニュアルトランスミッション車にはEFB3、オートマチックトランスミッション車にはAGM4 を取り付けてください。

 重要

メインバッテリーを交換する場合は、既存のバッテリーと冷間始動性能およびタイプ(バッテリーのラベルを参照)が同じバッテリーと交換してください。

 ノート

  • メインバッテリー容器のサイズは、元々取り付けられていたバッテリーの寸法と同じであるようにしてください。
  • バッテリーの高さは、サイズに応じて異なっています。

 注意

  • バッテリーからは、非常に引火性の高い、酸素と水素の混合ガスが発生します。ジャンパーケーブルを正しく接続しないと、火花が発生し、バッテリーが爆発するおそれがあります。
  • バッテリー液には、腐食性の強い希硫酸が使用されており、触れると重度のヤケドを負うおそれがあります。
  • 電解液が目、皮膚または衣服に付着した場合は、ただちに大量の水で洗い流してください。目に入った場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

 重要

メインバッテリーまたは補助バッテリーを充電する場合、必ず充電電圧制御機能付きの最新バッテリーチャージャーを使用してください。高速充電機能は使用しないでください。バッテリーが損傷するおそれがあります。

 重要

以下の指示に従わないと、外付けバッテリーやバッテリーチャージャーを接続した後、インフォテイメントシステムの節電機能が一時的に解除されたり、コンバインド・メーター・パネルのインフォメーション・ディスプレイにメインバッテリーの充電状態に関するメッセージが一時的に表示されないことがあります。

  • 外付けバッテリーまたはバッテリーチャージャーを接続する際、車両のメインバッテリーのマイナス端子は絶対に使用しないでください車両シャシのみがアースポイントとして使用できます。

ケーブルクランプの取り付け方については、バッテリーによるジャンプスタートを参照してください。

 ノート

放電/充電を頻繁に繰り返すと、バッテリーの耐用年数が短くなります。

バッテリーの寿命は走行状況や気候などさまざまな要因の影響を受けます。バッテリーの始動能力は時間が経つにつれて徐々に低下しますので、長時間使用しなかった場合や、短距離の運転を繰り返した場合には、充電が必要になります。極端に気温が低い場合にも始動能力が低下します。

バッテリーを良好な状態に保つために、車両を毎週少なくとも15分程度運転するか、自動トリクル充電機能の付いたバッテリー充電器を接続しておかれることをお薦めします。

バッテリーはつねにフルに充電された状態にしておくと、耐用年数をもっとも長くすることができます。

  1. 1 SAEまたはEN規格に準拠。
  2. 2 Cold Cranking Amperes。
  3. 3 Enhanced Flooded Battery
  4. 4 Absorbed Glass Mat.