自動速度リミッター*
自動速度リミッター(ASL1)機能は、道路標識に表示されている速度に合わせて車両の上限速度を調整するのに役立ちます。
この機能は動的なシンボルを備え、機能がアクティブなときは表示が変化します。
シンボルの色は、その機能のステータスを示します。
シンボル | 意味 |
---|---|
点灯 | 自動速度リミッターが作動中です。 |
灰色 | 自動速度リミッターが選択されていますが、スタンバイモードです。 |
道路標識からの速度情報
自動速度リミッターはロード・サイン・インフォメーション機能の速度情報を使用して、車両の上限速度を調整します。
ロード・サイン・インフォメーションは、車両が通り過ぎた制限速度の道路標識に加えて、地図データにもその情報が基づいています。通り過ぎた物理的な標識が最優先されます。これは道路工事などで要求される場合があります。
ロード・サイン・インフォメーションが解釈できず、運転者サポートシステムに速度情報を提供できない場合、自動速度リミッターはスタンバイモードに設定され、通常の速度リミッターに変更されます。このような場合は、運転者自身がブレーキを操作して、適切な速度に減速する必要があります。
ロード・サイン・インフォメーションが再び速度情報を解釈して提供できるようになると、自動速度リミッターは再起動されます。
注意
運転者に速度関連の道路標識がはっきりと見える場合でも、ロード・サイン・インフォメーション*機能から自動速度リミッターへの速度情報が正しくない場合があります。そのような場合は、運転者自身が操作して、適切な速度に加速または減速する必要があります。
自動速度リミッターの許容範囲
自動速度リミッターの設定では、許容範囲を変更することができます。許容範囲は、速度リミッターで速度設定を変更するときと同じ方法で調節します。
例えば、車両が70 km/h (43 mph)の制限速度を守っているときに、運転者は車両が75 km/h (47 mph)を維持して走行できるように設定することができます。
この許容範囲は表示速度の異なる道路標識を通過するまで適用されます。それ以降、車両は新しい制限速度に従って走行し、許容範囲はメモリーから削除されます。
ノート
選択可能な最大許容値は+/- 10 km/h (5 mph)です。
注意
- この機能は、運転を手助けし、安全性を向上させるための補助的な運転者サポートであり、交通条件、気象条件および道路条件によっては対応できない状況があります。
- 機能の限界やシステムの使用前に知っておくべきことを把握するために、運転者には、オーナーズマニュアルを確認して、この機能に関連する項目をすべて読むことをお薦めします。
- 運転者サポート機能は運転者の注意および判断に代わるものではありません。現行の交通規則および規制に従い、ほかの車両と適切な距離を取って、適切な速度で安全に車両を運転することは、つねに運転者の責任です。