パーキングヒーター*
車両のプリコンディショニングが作動している場合、必要に応じて、走行前にパーキングヒーターで車内が暖められます。
パーキングヒーターは、ヒーターの2つの補助機能のうちの1つです。ヒーターは右フロントホイールハウジングに取り付けられています。
このシンボルがドライバーディスプレイに点灯した場合、パーキングヒーターが作動している可能性があります。
ノート
ヒーターが作動しているとき、右フロントホイールハウジングから煙が発生し、低いブーンという音が聞こえることがあります。車両後部からフューエルポンプのカチカチ音が聞こえることもあります。これは異常ではありません。
パーキングエアコンディショナーのプリコンディショニングがオンで、車内を暖める必要がある場合、パーキングヒーターは自動的に作動します。
燃料の可用性やバッテリーレベル、車内の温度、外気温により、ヒーターの作動時間は変わりますが、30分を超えることはけっしてありません。
ノート
パーキングヒーターを使用する必要がある場合、車両の燃料タンクに燃料が十分に入っていることを確認してください。
パーキングヒーターを使用する必要がある場合は、メインバッテリーが十分に充電されていることを確認してください。
重要
パーキングヒーターの使用および短距離走行を交互に繰り返すと、バッテリーが放電してエンジンが始動できなくなる場合があります。
定期的にパーキングヒーターを使用する場合は、パーキングヒーターを作動させた時間と同じ時間、車両を走行させるようにしてください。パーキングヒーターで消費されたエネルギーと同量のエネルギーを車両のバッテリーに充電することができます。寒冷気候の場合またはバッテリーが古い場合は、バッテリーの充電に必要な走行距離が長くなる可能性があります。
注意
フューエルドリブンヒーター*が装備されている場合、以下の場所ではプリコンディショニングを使用しないでください。
- 換気ができない屋内の空間。ヒーターを作動させると、排気ガスが排出します。
- 可燃性または引火性の物が近くにある場所。燃料、ガス、長草、おがくずなどは発火するおそれがあります。
- ヒーターの排気管が遮られるおそれのある場所。右フロントホイールハウジングの内側に大量の雪が入ると、ヒーターの換気が妨げられる可能性があります。
プリコンディショニングは、かなり前に設定したタイマーで開始される可能性があるため注意が必要です。
注意
パーキングヒーターから燃料の臭い、異常な量の煙、黒煙、異音が発生している場合、ヒーターをオフにし、可能な場合にはそのヒューズを引き抜いてください。修理については、ボルボ指定のサービス工場にお問い合わせください。