塗装の損傷
塗装は車両を錆から守るために重要な役割を果たしていますので、定期的に点検してください。塗装面にもっとも多く見られる損傷は、飛石による傷、引っかき傷、フェンダーおよびドア、バンパーの傷などです。
塗装面の小さな損傷の補修
ボディーの傷をそのままにしておくと、塗装面ばかりではなくボディーそのものを腐食させてしまいます。
必要となる可能性のある製品
カラーコード
カラーコードの表示ラベルは、ドアピラーに貼付されています。右側リアドアを開けたときに確認できます。
かならず正しい色の塗料を使用してください。製品ラベルの位置については、タイプの表示を参照してください。
小石などによる傷や引っかき傷など塗装面の小さな損傷の修理
塗装面の補修は、車体をよく洗って乾燥させ、気温が15 ℃以上のときに行ってください。
損傷のある表面にマスキングテープを貼ります。剥がれかけた塗装の薄片が取り除けるようにテープを剥がします。
損傷が金属部分に達している場合には、プライマーを使って補修してください。損傷がプラスチック部分に達している場合には、癒着性プライマーを使用するとよりよい結果が得られます。スプレー缶の蓋にスプレーを吹きかけて、薄くブラシで伸ばします。
塗装の前に、非常に目の細かい研磨材を使用して、必要な場所だけ慎重に研磨します(端が一様ではない場合など)。表面をよく洗浄して、乾くまでお待ちください。
プライマーをよく混ぜて、細い筆かマッチ棒などで損傷部分に塗ります。プライマーが乾いたら、下塗りとクリアコートで仕上げます。
引っかき傷の場合も小石による傷と同様に補修しますが、必要に応じてマスキングテープを使用して、傷のない部分を保護します。
ノート
小石などによる傷で、金属部分に達しておらず、塗装に損傷のない部分が残っている場合には、清掃後すぐ下塗りとクリアコートで処理してください。