車両には、2つのブレーキ回路があります。一方のブレーキ回路が損傷すると、ブレーキペダルのストロークが長くなり、通常よりも強い力でペダルを踏み込まなければ正常な制動効果が得られない状態になります。
ブレーキサーボは、ブレーキペダルの踏力を補助する働きをします。
注意
エンジンが停止しているときにブレーキペダルを踏むと、エンジン回転時と比べてペダルが硬く感じられ、車両の制動にいつもより大きな力を必要とします。
起伏の激しい地域や、重い荷物を積載して走行するときは、エンジンブレーキを使用してください。長い下り坂を走行するときは、上りのときと同じギヤを使用すると、エンジンブレーキをもっとも効率的に活用することができます。
重い荷物を積載したときについては、エンジンオイル - 過酷な走行条件。
ブレーキディスクのクリーニング
ブレーキディスクやパッドに泥や水分が付着すると、ブレーキが効くまでの時間が長くなるおそれがあります。これを防止するには、ブレーキライニングをきれいに保つ必要があります。
長期間駐車する前および洗車の後には、濡れた路面でのマニュアルクリーニングをお薦めします。これは、走行中短時間軽くブレーキをかけることで実施してください。
メンテナンス
車両の信頼性と安全性を可能な限り確保するため、メンテナンスノート(整備手帳)に記載されているボルボのメンテナンスサービス間隔に従って点検整備を実施してください。
重要
ブレーキシステム構成部品の摩耗状況を定期的に点検してください。
手順に関する情報をサービス工場にお問い合わせいただくか、サービス工場に点検を依頼してください。ボルボ指定のサービス工場をお薦めします。
コンバインド・メーター・パネル内のシンボル
シンボル | 意味 |
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警告灯が点灯したままの場合は、ブレーキフルードレベルを点検してください。ブレーキフルードレベルが低いときは補充し、ブレーキフルードが減った原因を点検してください。 | |
エンジン始動時に2秒間点灯します。これは自動機能点検です。 |
注意
とが両方同時に点灯している場合は、ブレーキシステムに不具合があるおそれがあります。
リザーバータンクのブレーキフルードレベルがこの時点で正常であれば、最寄りのサービス工場まで慎重に走行し、ブレーキシステムの点検を受けてください。点検は、ボルボ指定のサービス工場にお任せください。
ブレーキフルードレベルがリザーバータンクのMINマークより低い場合は、ブレーキフルードを補充するまで絶対に運転しないでください。
ブレーキフルードが減った原因を点検してください。