レベルの点検
クーラントレベルは、エキスパンションタンクの MIN と MAX のマークの間でなければなりません。冷却水の量が不足するとエンジンが過度に高温になり、損傷するおそれがあります。
ノート
クーラントレベルは定期的に点検する必要があります。エンジンが冷えているときに点検してください。
補充
冷却水を補充するときは、容器に記載されている説明に従ってください。絶対に水だけを補充しないでください。冷却水の混合比が不適切な場合、凍結してエンジンが損傷するおそれがあります。
車両の下に冷却水が漏れている場合、冷却水から煙が発生している場合、または 2リットル 以上の冷却水を補充してしまった場合は、かならず修理を依頼してください。クーリングシステムに不具合がある状態でエンジンを始動すると、エンジンが損傷するおそれがあります。
注意
クーラントは、非常に高温になります。エンジンが暖まったときにクーラントを補充する場合は、エキスパンションタンクのキャップを少しずつゆるめて、タンク内の圧力を逃がしてください。
重要
- 塩素、塩化物、およびその他の塩類は、クーリングシステムに錆が発生する原因となります。
- ボルボ社が推奨する、防錆剤入りの冷却水(クーラント)を使用してください。
- 冷却水の混合比は、水50%、クーラント50%になるようにしてください。
- クーラントと混合する水は、飲料水を使用してください。水質に問題がある場合は、ボルボ社が推奨する混合済みクーラントを使用してください。
- クーラント/クーリングシステムの部品交換の際は、飲料水または混合済みクーラントでクーリングシステムを洗浄してください。
- エンジンに、十分な量の冷却水が必要です。冷却が十分ではないと、温度が異常に上昇し、シリンダーヘッドに損傷(亀裂)が発生するおそれがあります。
容量や水質基準に関しては、クーラント - グレードおよび容量を参照してください。