ECO*
概要
ECO 機能をオンにすると、以下の点に変化が生じます。
- トランスミッションでのシフトポイント
- エンジンマネジメントおよびアクセルペダルのレスポンス
- Start/Stop 機能 - 車両が完全に静止する前にエンジンが自動停止できる。
- Eco Coast 機能がオンになる - エンジンブレーキが解除される。
- エアコンディショナーシステムの設定 - 一部の電力消費機器が解除されるか、または出力制限付き作動する。
ノート
ECO - 操作
エンジンを切ると、ECO 機能は解除されます。したがって、エンジンの始動後、毎回作動させる必要があります。一部のエンジンは例外ですが、ECO Cruiseが作動しているときには、コンバインド・メーター・パネルの ECO シンボルと ECO ボタンのランプの点灯で簡単に確認することができます。
ECO 機能オンまたはオフ
ECO 機能が解除されると、コンバインド・メーター・パネルの ECO シンボルと ECO ボタンのランプが消灯します。この機能は、ECO ボタンをもう一度押すまでオフのままになります。
Eco Coast - 機能
Eco Coast サブ機能では、エンジンブレーキが解除され、代わりに車両の運動エネルギーを惰性走行に使用して、惰性走行の距離を伸ばします。運転者がアクセルペダルから足を離すと、トランスミッションとエンジンの接続が自動的に切り離され、エンジン回転数は最小限の燃料消費でアイドリング回転数まで低下します。
この機能は、前方の交差点や赤信号まで惰性走行するときなど、減速が予想されている状況での使用が想定されています。
Eco Coast は先を見越した運転を可能にし、運転者はいわゆる「Pulse & Glide」技術を用いて、ブレーキの使用を最小限に抑えることができます。
オン/オフの組み合わせ
Eco Coast と一時的なECO機能解除を組み合わせた場合も、全体として燃料消費量の低減に役立ちます。したがって:
- Eco Coast オン:エンジンブレーキなしで長距離の惰性走行 = 低燃料消費
および
- ECO機能解除:エンジンブレーキ使用で短距離の惰性走行 = 最小燃料消費
ノート
Eco Coast の起動
以下の条件が満たされているときに、アクセルペダルから完全に足を離すと、機能が起動します。
- ECO ボタンがオン
- ギヤセレクターレバーがD位置
- 速度が約65-140 km/hの範囲内
- 下り坂の場合、勾配が約6%以下
Eco Coast の解除
状況により、Eco Coast 機能を解除する方が望ましい場合があります。例えば、以下のような状況が該当します。
- 急勾配の下り坂 - エンジンブレーキの使用が必要になるため。
- 追い越し操作が迫っている場合 - 可能な限り安全に追い越しを完了できるようにするため。
Eco Coast の解除とエンジンブレーキの使用再開は、以下の手順で行うことができます。
- ECO ボタンを押します。
- セレクターレバーをマニュアル「S+/-」位置にします。
- ステアリングホイールパドルシフターを使用して、ギヤチェンジを行います。
- アクセルペダルまたはブレーキペダルを踏み込みます。
Eco Coast - 作動限界
以下の場合、この機能は使用できません。
- クルーズコントロールが作動している
- 下り坂で勾配が約6%を超えている
- ステアリングホイールパドルシフター*を使用して、マニュアルギヤチェンジを行った
- エンジンとトランスミッションの両方、またはどちらか一方が通常作動温度ではない
- ギヤセレクターレバーをD-から「S+/-」位置に動かした
- 速度が約65-140 km/hの範囲から外れている
さらに詳しい情報と設定
車両の メニューシステム MY CAR には、ECO コンセプトに関する詳細情報が含まれています。MY CARを参照してください。