クーラントの補充

冷却水を補充するときは、容器に記載されている説明に従ってください。絶対に水だけを補充しないでください。冷却水の混合比が不適切な場合、凍結してエンジンが損傷するおそれがあります。

車両の下にクーラントが漏れている、クーラントの煙が発生している、または2 L (約2クォート)以上のクーラントを補充した場合、かならず救援を要請してください。車両の始動を試みると、クーリングシステムの不具合が原因でエンジンが損傷するおそれがあります。

 注意

エンジン作動中はクーラントが高温になることがあります。かならずクーラントが冷めてからフィラーキャップをゆるめてください。

充填するときは、キャップを慎重にゆるめて過剰な圧力を逃がしてください。

P6-1746-XC40-Refill engine coolant
エキスパンションタンク(冷却水)
エキスパンションタンクのキャップを回して外し、必要に応じてクーラントを補充します。クーラントレベルは、エキスパンションタンクの MINMAX のマークの間でなければなりません。

 重要

  • クーラントは飲み込むと有害で、臓器障害の原因になるおそれがあります。
  • かならずボルボによって品質が承認されたクーラントを使用してください。濃縮液を使用する場合は、かならず承認された品質のクーラント50 %に対し、水50 %の比率を守ってください。
  • 硬水や、塩素、塩化物およびその他の塩の含有量が多い水、または汚染物質を含む水を使用すると、クーリングシステムに腐食が発生するおそれがあります。
  • 異なるクーラントを混ぜないでください。
  • クーリングシステム内の大きなコンポーネントを交換するときには、クーラント全量を新しいクーラントに交換してください。
  • エンジンはかならずクーラントがクーリングシステムの適切なレベルまで注入されている状態で作動させてください。クーラントの量が少なすぎると、過熱につながり、エンジンが損傷するおそれがあります。