音声認識を使用する

車内のさまざまな機能を音声で操作することができます。以下は利用開始に必要な事項と、さまざまなコマンドの例です。

音声認識の開始1

P5–1507–Voice control symbol

音声認識システムでは、システムと「対話」してコマンドを出します。ステアリングホイールの音声認識用ボタン P5–1507–Voice control button を押してシステムを起動し、音声コマンドを使用して対話を開始してください。このボタンを押すとビープ音が聞こえ、音声認識シンボルがドライバーディスプレイに表示されます。

これで、システムは聞き取りを始め、コマンドの発話が可能になります。お客様が話し始めるとすぐに、システムはあなたの音声を認識して理解する訓練を開始します。これには数秒かかりますが、自動的に行なわれます。つまり、手動で音声トレーニングを始める必要はありません。

次のことに注意してください。
  • トーン音の後に通常の速さおよび音声で話してください。
  • システム応答中は、発話しないでください(この間システムはコマンドを理解できません)。
  • ドア、ウインドおよびパノラマルーフ*を閉じて、車内に騒音がないようにしてください。

 ノート

システム言語の中には、音声認識に対応していないものもあります。利用可能なシステム言語の一覧の中で対応している言語は、P5–1507–Voice control button のシンボルで強調表示されています。この情報をどこで確認できるかに関する詳細については、音声認識の設定の項をご覧ください。

一般的に、システムは、まず基本的なコマンドを聞き取ります。その後、ユーザーは、希望することを指定するための詳細なコマンドを続けて発話することになります。

システム音声の音量を変更するには、音声が話しているときに回転音量ノブを回します。音声認識中に、その他のボタンを使用することもできます。ただし、システムとの会話中はその他のサウンドが消音されるため、ボタンを使用してオーディオとリンクされた機能を実行することはできません。

音声認識のキャンセル

音声認識は、次のようなさまざまな方法でキャンセルできます。
  • P5–1507–Voice control button を軽くタップして「キャンセル」と発話します。
  • ビープ音が2回鳴るまで、ステアリングホイールの音声認識用ボタン P5–1507–Voice control button を長押しします。これにより、システムが話しているときでも音声認識が停止します。

音声認識は、対話中に応答しないことでもキャンセルできます。システムはまず応答を3回求め、それでも応答がなければ、音声認識は自動的にキャンセルされます。

対話を早送りするためにシステムからのプロンプトをスキップするには、音声認識用のステアリグホイールボタン P5–1507–Voice control button を押してください。これによりシステムボイスがキャンセルされ、次のコマンドを発話できます。

音声認識操作の例

P5–1507–Voice control button をタップします。
電話 [Forename] (名前) [Surname] (名字) [number category] (番号カテゴリー)」(例:「電話 Robin (ロビン) Smith (スミス) 携帯」)と発話します。
システムは電話帳から選択された連絡先に電話をかけます。連絡先に複数の電話番号(自宅、携帯、勤務先)が登録されている場合、適切なカテゴリーを指定する必要があります。

コマンド/フレーズ

状況に関わらず、通常は以下のコマンドを使用できます。
  • リピート」 - 現在の対話の最後の音声指示を繰り返します。
  • キャンセル」 - 対話を中止します。2
  • ヘルプ」 - ヘルプ対話を開始します。システムは現在の状況で利用可能なコマンド(リクエスト、例など)を示します。

特定機能(電話やラジオなど)のコマンドは、該当する項に記載されています。

数字

数字のコマンドはコントロールする機能によって、発話の仕方が異なります。
  • 電話番号および郵便番号は、1数字ずつ個々に発話してください(例:「ゼロ、さん、いち、に、に、よん、よん、さん」(03122443))。
  • 番地の番号(号)は個々に、またはまとめて発話することができます(例:「に、に」または「にじゅうに」(22))。英語またはオランダ語の場合は、複数のグループを連続して発話することができます(例:「にじゅうに、にじゅうに」(22 22))。英語では「ダブル」または「トリプル」も使用可能です(例:「ダブルゼロ」(00))。数字は0-2,300まで使用可能です。
  • 周波数は「きゅうじゅうはってんはち(98.8)」、「ひゃくよんてんに(104.2)」のように発話します。

速度および繰り返しモード

システムの発声速度が速すぎる場合は、速度を調節することができます。

繰り返しモードをオンにして、利用者が発声したことをシステムが繰り返すようにできます。

速度を変更するまたは繰り返しモードをオン/オフにするには:

トップビューで 設定 をタップします。

システム音声コントロール をタップして、設定を選択します。

  • 音声コマンドを繰り返す
  • スピーチの速度
  1. 1 特定市場に適用
  2. * オプション/アクセサリー。
  3. 2 この操作ではシステムが話していないときにのみ対話を停止します。システムが話しているときに対話を停止するには、ビープ音が2回鳴るまで P5–1507–Voice control button を長押しします。