アルコールロック*
アルコールロックは、アルコールの影響下にある運転者が車両を運転できないようにする機能です。運転者が呼気テストを行ない、酒気を帯びていないことが確認されるまで、車両を始動することはできません。
アルコールロックを車両に接続すると、車両のシステムが適合されます。運転者はアルコールロックからのメッセージをドライバーディスプレイで直接確認できます。アルコールロックは、各市場での飲酒運転に関する法規で規定されている制限値を基に較正されます。
特定のアルコールロックについての情報は、該当のアルコールロックの製造元にお問い合わせください。
注意
アルコールロックは補助機能にすぎず、運転者の責任を免除するものではありません。酔っていない状態で安全に車両を運転する責任は、つねに運転者にあります。
アルコールロックを使用する
車両のロックを解除すると、アルコールロックが自動的にオンになり、使用できる状態になります。
装置が正しく機能し、できるだけ正確な測定値が得られるように、以下に注意してください。
- 呼気検査の前の約5分間は飲食を避けてください。
- 過度のウインドスクリーン洗浄を避けてください。ウォッシャー液に含まれるアルコール成分により、測定結果に誤差が出るおそれがあります。
ノート
一定時間運転した後は、30分以内であれば、新たに呼気検査をしなくても車両を再始動することができます。
アルコールロックをバイパスする
緊急時、またはアルコールロックが故障している場合には、アルコールロックをバイパスして車両を運転することができます。
アルコールロックをオフにするには、該当のアルコールロックの製造元が提供する取扱説明書を参照してください。