Cross Traffic Alert1の限界

オートブレーキ付きCTA2機能は、一部の状況で動作が制限されることがあります。ブレーキ介入は速度が15 km/h未満のときに機能します。

CTAの機能にはある程度の限界があり、すべての状況で正しく動作するとは限りません。例えば、障害物(ほかの駐車車両など)がある場合、CTAセンサーが障害物を透視することは不可能です。

最初からCTAの「視野」が制限されて接近中の車両を直前まで検知できない状況としては、以下のような例が考えられます。

P5-1507-CrossTrafficAlert Princip-Exception1
車両が駐車スペースの奥に駐車されている
P5-1507-CrossTrafficAlert Princip-Exception2
角度のある駐車スペースでは、CTAの一方側は完全に死角になる可能性があります。
  1. P5-Icon red circle 1CTAの死角
  2. P5-Icon red circle 2CTAの検知/「視認」可能範囲

しかし、車両がゆっくり後退するにしたがって、車両と障害物との角度が変化して死角が急速に小さくなります。

機能が制限されるその他の例

  • オートブレーキサブ機能は、動いている車両のみを検知するため、動いていない障害物、サイクリストまたは歩行者などを検知してブレーキをかけることはできません
  • センサーが汚れ、氷または雪で覆われると、機能が低下し、警告が解除されることがあります。
  • トレーラー、バイシクルホルダーなどを車両の電気系統に接続すると、CTA機能は自動的に解除されます。
  • CTA機能が本来の機能を発揮するためには、車両のトウバーにバイシクルホルダー、ラゲッジキャリアなどが取り付けられていないことが必要です。

 ノート

この機能は、車両のカメラおよびレーダーユニットを使用しますが、ある一定の限界があります。
  1. 1 後退中のクロス・トラフィック・アラート
  2. 2 Cross Traffic Alert