塗装面の小さな損傷の補修

塗装は車両をさびから守るために重要な役割を果たしていますので、定期的に点検してください。塗装面にもっとも多く見られる損傷は、飛び石による傷、引っかき傷、フェンダーやドア、バンパーの傷などです。

塗装面の傷の補修

塗装面に傷が付いた場合は、さびが発生しないようにただちに補修してください。

 ノート

塗装を修理する場合、表面がきれいで乾燥している必要があります。表面温度は15 ℃ (59 °F)以上である必要があります。

必要になる可能性のあるもの

  • プライマー1 - プラスチック塗料を施したバンパーなどには、スプレー缶に入った特殊な癒着性プライマーが利用できます。
  • 下塗りとクリアコート - スプレー缶入りやタッチアップペンタイプ2のものが利用できます。
  • マスキングテープ
  • 目の細かいサンドペーパー1

損傷が金属部分にまで達していない場合は、表面をきれいにしてから直接タッチアップペンを使用することもできます。

P5-1507-Repairing stone chips

損傷のある表面にマスキングテープを貼ります。剥がれかけた塗装の薄片が取り除けるようにテープを剥がします。

損傷が金属部分に達している場合には、プライマーを使って補修してください。損傷がプラスチック部分に達している場合には、癒着性プライマーを使用するとよりよい結果が得られます。スプレー缶の蓋にスプレーを吹きかけて、薄くブラシで伸ばします。

塗装の前に、非常に目の細かい研磨材を使用して、必要な場所だけ慎重に研磨します(端が一様ではない場合など)。表面をよく洗浄して、乾くまでお待ちください。
プライマーをよく混ぜて、細い筆かマッチ棒などで塗布します。プライマーが乾いたら、下塗りとクリアコートで仕上げます。

引っかき傷の場合も同様に補修しますが、損傷部周辺にマスキングをして、傷のない部分を保護します。

塗装面損傷の補修用タッチアップペンやスプレーペイントは、ボルボ・ディーラーでお買い求めいただけます。

 ノート

小石などによる傷で、金属部分に達しておらず、塗装に損傷のない部分が残っている場合には、清掃後すぐ下塗りとクリアコートで処理してください。
  1. 1 必要時
  2. 2 タッチアップペンのパッケージに含まれていたインストラクションに従ってください。