走行可能距離

車両の走行可能距離は複数の要因によって決まります。走行可能距離は、車両が走行する状況および条件により異なります。

走行可能距離の公表値は予想走行可能距離ではありません。公表値は主にさまざまな車両の比較に使用され、特別なテストサイクル中に取得されます。

ドライバーディスプレイの走行可能距離

P5-1717-ALL hybrid-Hybrid battery gauge chage values

車両が工場から運ばれるとき、または工場でリセットした後、走行可能距離は公表値に基づきます

車両をしばらくの間運転すると、走行可能距離は走行パターンの履歴に基づきます。使用される履歴の量は、バッテリーの充電状態によります。したがって、ハイブリッドバッテリーの充電量が少ないほど、走行可能距離は、変化する走行パターンに速く適応します。

走行可能な距離に影響をおよぼす要因

トリップ゚データの履歴のほか、走行可能距離に影響する要因は複数あります。最長の走行可能距離は、すべての要因がプラスの効果をおよぼす非常に理想的な条件下で達成されます。

走行可能距離に影響する要因の例:

  • 速度
  • エアコンディショナー機能
  • 地形
  • プリコンディショニング
  • タイヤおよびタイヤ空気圧
  • 交通状況
  • 気温と天候
  • 道路の状態

速度と外気温に基づく走行可能距離

P5P6-2017-Reach and speed graph
  1. P5-Icon red circle 1 外気温が20 ℃ (68 °F)の場合、車内のエアコンディショナーはオフ
  2. P5-Icon red circle 2 外気温が20 ℃ (68 °F)の場合、車内のエアコンディショナーはオン
  3. P5-Icon red circle 3 外気温が35 ℃ (95 °F)の場合、車内のエアコンディショナーはオン
  4. P5-Icon red circle 4 外気温が-10 ℃ (14 °F)の場合、車内のエアコンディショナーはオン

グラフは一定速度と走行可能な距離とのおおよその関係を示しています。一定速度が低いほど走行可能な距離にプラスの効果をもたらします。

外気温が高いときに、エアコンディショナーをオフにした場合も、走行可能距離にプラスになります。