エレクトロニック・スタビリティ・コントロール
エレクトロニック・スタビリティ・コントロール1はいくつかのサブ機能で構成されており、車両がトラクションの低下やステアリングの制御不能を検知したときに横滑り防止のために自動的に車両のブレーキをかけることができます。 これを実行するため、ESCは各車輪に個別にブレーキをかけます。 この介入が発生すると、ドライバーディスプレイにESCのシンボルが点滅します。
お車のスタビリティ・コントロールには、その他に次のような機能がいくつか含まれています。
アンチロックブレーキシステム2 | 車両のアンチロックブレーキシステムは、急ブレーキをかけたときにブレーキのロックを防止します。 制動性能と操作性を向上させるとともに、車両の安定性向上に役立ちます。 |
スピンコントロールおよびトラクションコントロール | これらの機能は、加速時にタイヤが路面に対してスリップするのを防止します。 |
エンジン・ドラッグ・コントロール3 | 滑りやすい路面でエンジンブレーキをかけた際にホイールがロックするのを防ぎます。 |
ロールスタビリティコントロール | 急ハンドル時またはスリップ時などに車両が横転する危険性を低減します。 |
スタビリティコントロールの障害
車両がスタビリティコントロールの障害を検知すると、ドライバーディスプレイにシンボルとメッセージを表示して通知されます。 メッセージとシンボルは、検知された不具合の性質と重大性によって異なります。 エレクトロニック・スタビリティ・コントロールのシンボルが点滅せず、継続して点灯している場合は、スタビリティコントロールの故障を示している可能性があります。
メッセージをよくお読みになりすべての指示に従ってください。 ESCが無効になっていても車両を運転することは可能ですが、ESCの故障にはできるだけ早く対処することが推奨されています。
ヒント
一部のESC障害は一時的なものである場合があります。 車両の電源をオフにしてから再度オンにして、メッセージが引き続き表示されるかどうかを確認してください。 メッセージが消えた場合、その不具合は一時的に生じたものです。
注意
スタビリティコントロール機能は、安全運転を行うための補助機能です。 運転者がつねに注意を払い、安全運転に集中する必要性を軽減したり置き換えたりするものではありません。 介入機能のない車両の運転と同じように、安全に注意して運転してください。