衝突回避ステアリングアシストによる障害物検知

この機能は、自車の前方で停止している、または自車と同じ進行方向に移動している歩行者、サイクリストまたは車両を検知できます。この機能は、車両前方の道路を横切っている歩行者、サイクリストまたは大型動物を検知することもできます。

車両

この機能が暗闇で車両を検知できるためには、対象車両のフロントライトおよびリアランプが明るく点灯している必要があります。

サイクリスト

良好な性能を発揮するためには、サイクリストを検知するカメラとレーダーユニットが自転車と乗る人の体の輪郭に関するできるだけ明瞭な情報を得ることが必要です。これは、自転車、頭部、両腕、両肩、両脚、胴体に加え、人間のような動きのパターンが検知できることを意味します。

自転車と乗る人の体の大部分がカメラの視界に入っていない場合には、システムはサイクリストを検知することができません。

システムは、大人用の自転車に大人が乗っている場合にサイクリストを検知することができます。

歩行者

良好な性能を発揮するためには、歩行者を検知するカメラとレーダーユニットが乗る人の体の輪郭に関するできるだけ明瞭な情報を得ることが必要です。これは、頭部、両腕、両肩、両脚、胴体に加え、人間のような動きのパターンが検知できることを意味します。

歩行者を検知できるようにするためには、背景との対比が必要です。これには服装、背景および天気などの要素が影響します。対比がはっきりしない場合、歩行者は検知が遅れたり、まったく検知できないことがあり、警告やブレーキが遅れる、または作動しないことがあります。

この機能は、歩行者が車両のヘッドライトで照らされた場合、暗闇でも歩行者を検知することができます。

大型動物

システムが最大限の性能を発揮するためには、大型動物(鹿、馬など)を検知するシステム機能が、体型に関しできるだけ明瞭な情報を得ることが必要です。つまり、動物を横から直接検知するとともに、動物の通常の動きのパターンを検知できることを意味します。

動物の体の一部がカメラの視界に入っていない場合には、システムは動物を検知することができません。

この機能は、大型動物が車両のヘッドライトで照らされた場合、暗闇でも大型動物を検知することができます。